無敵のハンディキャップ
10 03 09 - 12:05 私共 エイチ・ティー・ソリューションズは、2004年の設立以来、光通信Grpの特例子会社(障害者を雇用する会社)として清掃活動をメインに事業活動を行っております。おかげさまで、池袋のハローワークを初め、各地域の関係機関からは高い評価を頂き、現在も成長しつづけています。 特例子会社を設立するきっかけは、2001年まで遡ります。今でもよく覚えていますが、障害者雇用が進んでいなかったために私はハローワークの普段は滅多に通されることのない会議室にいました。そこで私は、雇用指導官から※法定雇用率が「未達」「未達」「未達」と強く叱責を受けており、会社以外の場所で「未達」で怒られるとは夢にも思っていませんでした。※地方公共団体、民間企業などが労働者を雇い入れる場合には、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める法定雇用率を上回る障害者を雇用しなければならないこととされています。民間企業の法定雇用率は1.8%であり、56人規模以上の企業は、この法律に基づいて障害者を雇用する義務があります。雇用人数が不足している企業は、「未達企業」と呼ばれ、改善されなければ社名が公表されることもあります。
当時の私は、恥ずかしながら今まで障害者のことをあまり意識して生きてこなかったので、障害者について思考停止状態になっている健常者の一人に過ぎませんでした。そんな私が、障害者のことを考えることになったきっかけは、雇用指導官の「未達」の言葉ではなく2人の障害者との出会いでした。彼らの話をすると長くなるので割愛しますが、彼らと仕事をすることで、彼らも我々と何らかわりなく将来のことを考え、時には不安に押しつぶされそうになりながら、夢に向かって生きていることを知った時です。その時から障害者が自己表現し、夢に向かって働ける環境を提供することを考えるようになりました。その成果もあって障害者の能力・特性を引き出すことで、会社側の理解も得られるようになり、人数も少しずつ増やすことができました。
そして会社の規模も大きくなり、ハローワークからの勧めで特例子会社の認可申請をしました。
最終的な審査の際にハローワークから支援者が少なすぎると設立に赤信号を出されましたが、会社の方針として障害者が障害者を支援する形態を目指していたので、 最後まで譲ることなく説明しました。そんな経緯もあったので、認可が降りた際は、非常に感慨深かったです。また、その方針があったからこそ95%を超える日本一障害者の割合が高い特例子会社にまで成長できたとも思っています。今後は更に障害者の社会進出や自己実現の機会拡大の足がかりとなる経営を展開し、日本一ノーマライゼーションを実践している会社を目指していきます。
最後になりますが、次回からこのブログを通して、支援スタッフが、HTSの日々のできごとを、皆さんにお伝えしていきます。
中でも従業員が元気に働く姿、やればできるというメッセージになるようなHTSらしいエピソードを紹介できればと思っています。
そして、少しでも多くの方が、障害者のことを考えるきっかけになってもらえたらと思います。
HTS 代表 上野 勝行
タイトル及びフレーズの一部を北島 行徳著 「無敵のハンディキャップ」 文芸春秋刊から引用しています。
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